「2023年の暗号資産は上がる?下がる?稼げるタイミングはいつ?」ということで記事を書いてみます。
自分は2017年から暗号資産トレードをしており、これまでチャートを見続けてきました。
2010年に誕生したビットコイン。
たった13年でとてつもない大相場を何度もやってきましたので、振り返ってみましょう。
目次
- 1 ビットコインのチャート歴史を振り返る。
- 2 第1フェーズ(2010年~2011年) -誕生-
- 3 第2フェーズ(2012年~2013年) -爆発-
- 4 第3フェーズ(2014年~2015年) -低迷-
- 5 第4フェーズ(2016年~2017年) -本物-
- 6 第5フェーズ(2018年~2019年) -低迷再び-
- 7 第6フェーズ(2020年~2021年) -新境地-
- 8 第7フェーズ(2022年~2023年) -反抗期-
- 9 2023年のビットコイン相場はどうなる?
- 10 ビットコインの最高値更新はいつ?今後いくらになる?
- 11 ビットコインとの向き合い方・戦略
- 12 暗号資産投資は資産全体の1/3程度まで
- 13 レバレッジの大きなFX投資は控える
- 14 新規保有タイミングはここぞ!という時のみ
- 15 損切りシナリオはあらかじめ考えておく
- 16 利確シナリオ・保有期間を考えておく
ビットコインのチャート歴史を振り返る。
第1フェーズ(2010年~2011年) -誕生-
2010年夏には1BTC=1ドル以下だったビットコイン。
2011年冬に1ドルを記録。
2011年4月から大相場。6月までの2ヶ月で1ドル→30ドルに。
その後11月までの5ヶ月で30ドル→2ドルとほぼ全戻し。
年末までに7ドル近くまで戻して2011年を終える。
第2フェーズ(2012年~2013年) -爆発-
2012年6月頃までは7-5ドルをうろうろ。
7月から右肩上がり、8月に15ドル、急落するも年末を14ドルで終える。
2013年は年始からとてつもなく、4月まで上がり続けて260ドルをマーク。
しかしその直後から急激な戻しで翌週には50ドルまで戻す。
2013年はこれでは終わらなかった。
4月までの大相場から7月までは調整して徐々に下げて70ドル。
しかし7月中旬から動き始め、12月までノンストップで1200ドルをマーク。やばすぎ。
その後はお約束の急落で500ドル。
しばらく500-1000ドルの間で大きなボラが続いて2013年が終了。
2013年は結局100倍近い上昇。2013年やべぇよ。
第3フェーズ(2014年~2015年) -低迷-
2014年は年始からずーっと下落。
9月に400ドルを割ると、年末には250ドルを記録。
2013年の頂点1200ドルからは1/6近い下落となった。
その後も年末まで緩やかに、ひたすら下落して終了。
2015年は一旦の下げ止まりから長期ヨコヨコレンジを形成。
8月に170ドル付近で下ひげをつけたところが結局大底となる。
9月に反転を開始。
じわじわと上げ続け、年末を500ドル付近で終える。
第4フェーズ(2016年~2017年) -本物-
2016年は大きく下げることなく、5月から500ドルの長期ネックライン抜け。
本格的に上向き始める。
強い形を作るも急激な上昇ではなく緩やかに価格を上げ続け、1000ドルで年末を迎える。
2017年は年始から活発で、3月には2013年12月の高値1200ドルタッチ。
一度は900ドルまで押すも、4月に新高値をマークし6月までに3000ドルをマーク。
2000ドルまで押して8月に5000ドル。再度3000ドルへ押すも、12月に20000ドルをマーク。
本物の頭がおかしい通貨であることを2013年以来4年ぶりに、再度証明した。
結局年始の1000ドル→20000ドルと、20倍近い上昇となった。
その後は急落し10000ドルタッチなど恒例の急落、16000ドルほどで2017年を終えた。
第5フェーズ(2018年~2019年) -低迷再び-
2018年は年始からとてつもなく厳しい下落。
2014年を彷彿とさせるが、下落幅でいうとさらに厳しい下落となった。
2月までの1ヶ月で16000→6000ドルをマーク。
その後は調整を挟みながらも徐々にボラが縮小。
11月にはついに6000ドルのサポートを割れて、12月に底となる3000ドルをマーク。
2019年に入っても勢いは乏しく、3月まで3000-4000ドルのレンジ。
ほとんど出来高もなく動かなかった。
4月に突如大陽線、5月にそのまま6000ドルのレジスタンスを抜けると13000ドルまで上昇。
しかし年末までに6000ドル近いサポートまで戻してしまい、よくわからない形に。
大勢がこの先の方向性を完全に見失い、2019年が終了した。
第6フェーズ(2020年~2021年) -新境地-
2020年に入っても方向感なく彷徨うビットコインに、突如コロナショックが襲いかかる。
3月に10000ドル→4000ドルへ急落。
しかしこの急落をカンフル剤にするかのように、5月に全戻しで10000ドル復帰。
8月には2017年からの長期の巨大な下落トレンドを上抜けて、10月から本格的に上昇を形成。
12月に過去最高値20000ドルタッチ。
そのまま深く押すこともなく、スルスルと抜けて年末40000ドルを記録してしまう。
もう訳がわからん。
これまでの値動きが通用しない、それでいて最強なビットコインを改めて見せつけられてしまった。
(こういうのを既に3回も見せつけられてその度にドン引きしている)
結局4000ドルの底値から1年で10倍を達成した形となった。
2021年に入っても強さが止まらない。前回2018年の例でいくと急落して低迷するかと思いきや、
2月に60000ドルを記録。5月まで高値圏を維持。これまでとやっぱり違う。
5月に入り2週間で30000ドルまで半値押し。
しかしサポートが強く、7月から再度上昇。11月までになんと最高値68000ドルを記録してしまう。
少し高値を更新して満足したのか、12月まで下落続きで40000ドルほどで2021年が終了。
第7フェーズ(2022年~2023年) -反抗期-
2020年のコロナから2021年まで、1年で15倍を記録してしまったビットコインさん。
2022年は暴落の可能性が誰の目にも濃厚であったが、その通り年始から下落続き。
1月の33000ドルから48000ドルへ上昇するも、4月から本格下落。
6月には30000ドルネックを割って18000ドルをマーク。
その後はボラも縮小し、小刻みなレンジ相場を形成。
2022年末を16000ドルほどで終えている。
下落のボラは健在だったし、下落の得意なFXトレーダーは大きく稼げた1年になったと思う。
2022年のチャートを見ていて感じるのは、値段のタッチが気持ち悪い場所で終わるようになったこと。
例えば2018年のレンジなんかはサポートが綺麗だったし、2020年の下落トレンドブレイクも綺麗だった。
しかし2021年の最高値は65000ドル→30000ドル→68000ドルとちょい高値超え。
そしてその後の下落も34000ドル→47000と、すごく中途半端。
ストップロスを狩ったり、いやらしい形で予測を外させてくる新しいビットコインの様相。反抗期か?
2023年のビットコイン相場はどうなる?
これまでのチャートを振り返ってみたところで、肝心の未来予測です。
2017年3月の20000ドル→2020年3月の4000ドル
1/5の下落。2021年3月の65000ドル〜2024年3月の???ドル
2023年1月時点で15000ドル。1/4ちょいの下落。
既に下落率で言うと結構下げてるんですよね。
ちなみに60000ドル→1/5下落は、12000ドル。
この辺りは底値圏を意識できそうです。
とはいえ、まだまだいきすぎる相場がくる可能性もなくはない。
1/10の6000ドルとかも0ではない。
ただ2年サイクルくらいで上昇→下落→低迷を繰り返してきていて、
今は2021年11月の新高値から丸1年下落を続けている状況。
反発を見せてきてもおかしくなく、実際2023年1月にはその予兆を見せてきています。
2022年8月からの下落トレンドを上抜けてきているのがそれですね。
もちろん騙しになる可能性は大いにあります。
自分の本線は2024年からの本格上昇ですが、その前に底をうってしまう可能性も十分にある。
ビットコイン以外のアルトコインも軒並み、全戻しして底値圏をうろついています。
もし2023年中に何かしらの材料でもう一段階下げることがあれば、
そこがこの先2年間の絶好の買い場になる可能性が高い。
自分はそのように見ています。
ビットコインの最高値更新はいつ?今後いくらになる?
2010年から2022年までの間、4年サイクルのような形で綺麗に新高値更新を続けてきたビットコインですが、値動きの仕方にも変化はでてきています。
ちなみに最高値更新が、2011年30ドル、2013年1200ドル、2017年20000ドル、2021年68000ドルの推移。
流石に倍率は鈍化していますが、2013年からは4年サイクルで最高値更新をしています。
となると次の最高値更新は2025年?結構先ですね。
夢の10万ドル台は果たしてあるのでしょうか?
将来は1BTC=1億円になるなんて言われていますが、個人的には懐疑的です。
この先、何年も高値を更新できないとか色々な可能性がありますし、誰にも未来は読めないですからね。
また、仮に1ドルから考えても65000ドルと65000倍まで成長したビットコイン。
現時点でも18000ドルで18000倍ですからね。
そう考えると成長しすぎたとも言えるのではないでしょうか。
税制や様々な面から見ても、「全力で暗号資産投資!」というのはあまりにリスキーだと思います。
ビットコインとの向き合い方・戦略
上記を踏まえて戦略を共有してみたいと思います。
暗号資産投資は資産全体の1/3程度まで
資産が少なく一発勝負をしたい人であれば、ここは考えなくてもいいかもしれません。
自分は2017年はそんな感じで、思いっきりレバをかけたり全力ぶっ込みしてました。
現在もまだまだしょぼいですが、ややリスクを抑えた投資スタイルになると思います。
現物メインで総資産の1/3程度。その他は株などで保有。
レバレッジの大きなFX投資は控える
レバレッジは昔は15倍でしたが、今は国内取引所は2-3倍程度のはずです。
なので張りたくてもレバを張れないですが、海外取引所であれば今でも5倍や10倍以上の取引ができます。
しかし、FXは一瞬で資産を溶かす危険性が常に存在します。
ですがFXには魅力もありますよね。
小資金から短期間で大きくできる、売りからポジションを持てる、両建てができる等。
なので完全にFXをやらないというのも選択肢が減ってもったいないと思います。
やる場合は、失っても許容できる小資金で行うのがベストですね。
新規保有タイミングはここぞ!という時のみ
自分の場合は、以下のような時に現物保有を考えます。
・底値圏で長期間停滞している
・長期足でゴールデンクロスをした
・長期足でラインブレイクをした
・長期足で外部要因で大急落した
大事なのは、暗号資産全体で上昇にタイミングが向いてくる瞬間です。
これは2~3年スパンくらいで起きているので、長期間低迷しているのが一つの条件です。
また、中途半端に高い位置では長期の新規買いポジションを持つことはありません。
「このまま上がったらどうしよう…」と思う時はほんの少し(2~3%ずつ)で積み立て購入していきます。
大抵は案の定その後もレンジが継続したりしますし、本格的なブレイクにピンポイント乗るのは難しいので。
損切りシナリオはあらかじめ考えておく
逆に、ゴールデンクロスしたのに戻されたとかは騙しだったということで一度手仕舞いします。
損切りは素早く躊躇なくがポイントですね。FXの場合は尚更です。
損切りが一番大事で、難しかったりしますね。
底値圏で売ってしまわぬようにってのも大事です。
利確シナリオ・保有期間を考えておく
ここは損切りほど厳密でなくても良いと思います。
なるべく利は伸ばすべきですし、一定数は永久保有のような形で残すことも考えます。
これらは配当をもたらしてくれるかもしれません。
実際に、暗号資産の貸出で年利5%程度であれば全然ありますね。
とはいえ、上昇を全て無に帰すような動きをするのも暗号資産の特徴ですから、
ある程度の利確も必須です。
この利確分は、税金面とも相談が必要になります。
何も考えずにやっていては、税率55%取られて翌年に大損とか最悪のケースもあります。
税率がうまく安く済むような金額での部分利確や、両建てを使った損益調整など…
知識と色々とできるテクニックの引き出しを増やしていくことが大事ですね。
以上です。
2023年も暗号資産相場を楽しんでいきましょう!
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